2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

コロッケ

コロッケにソースをたっぷりとかけているのか、ソースにコロッケを浮かべているのか、食した後の、お皿の黒い水面に映る自分の顔を見ながら呟いた人。

サチウス

サチウスという 切ない星が 雨を降らせながら 宇宙線の果てまで 流れて消えたさようなら

引っ越し

彼女はソーダの泡の中に住んでいる。 泡が弾けてしまうと、彼女はグラスの下まで泳いで行って、また新しい泡に引っ越しをする。 グラスの中を、ゆっくり浮上しながら眺める景色が、とってもいいんだって。

ビンジョー

マスクが品薄だからといって、なにもマスクメロンまで品薄にならなくてもねぇ。

その色は いろんな色をまぜた色 その色は いろんな想いをまぜた色 その色は イキトシイケルモノの 色

揚げ足

揚げ足を取ろうにも、ムカデでは足が多すぎるし、タコでは足がつかみにくそうだし、イカなんかはすでに油で揚げ足だし、幽霊なんかは取ろうにも足が無いし、人の揚げ足を取るのもなかなか難しいな。えっ?ムカデやタコやイカや幽霊は人なのかって? あらま、…

かくれんぼ

コポロン 「ポポロン、かくれんぼしょう!」ポポロン 「いいよ〜。」コ「いっしょにかくれるよ。」ポ「あれ、鬼とかくれたらみつける人いなくて、かくれっぱなしになっちゃうよ!」コ「いっしょにかくれるよ。」ポ「ずっとかくれていようか二人で。誰かがみつけてくれる…

あの日あの時

A「あの日あの時、あなたはどこで何をしていたのですか?」B「はい、あの日は、午前中までアリさんと公園の砂場で山を作ったり、トンネルを掘ったりして遊んでいました。そして、ちょうどあの時は、お互いにお腹が減ったから、お家に帰ろうねって、アリさんにさ…

恐竜博士

恐竜に詳しい恐竜博士の家に遊びに行くことになった。 家に着くと、博士はどこにもいなくて恐竜の人形ばかり置いてあった。 遠くから「やぁ、いらっしゃい!」と聞こえてくるのだけれど、やっぱり博士はどこにもいない。 ふと見上げると、白衣を着た恐竜が笑顔…

レター

最近はロボットに手紙を書かせて相手に届けさせることが流行っている。一回のプログラムで最大1000文字まで書くことができる。 私は仕事上の連絡にもこのロボットを使用しているのだが、顧客にも大変受けがよい。いつもは100文字ずつ10人に送るのだが、つい…

祝賀会

僕がゴールに着く前に、すでに僕の完走祝賀会は始まっていたらしい。無事完走して祝賀会会場に辿り着いた頃には、もう会は終わっていた。 みんな僕の走りよりも、集まってパーティーがしたかっただけなのだろう。 ランナーは孤独だ。

細いのと太いのと

細く長いのと 太く短いの 細く短いのと 太く長いの どれに当たるのか 誰もわからない たとえ自分に理想があっても

コポロン画伯作品2

これは、ブーメランなのか?バナナなのか?もうすでに我々の既成の言葉では表せない「何か」なのは確かなことなのだが、すでにその思考さえもマヒさせ、あざわらうかのようなしなやかな曲線ラインが特徴の作品である。

漠然と

無ければ無いで 過ぎていってしまう それ以上失わないかもしれないけれど それ以上失うことなのかもしれない

今日

今日という日を無事に迎えられたことをすべてに感謝しています。 皆さまからいただいたお祝いの気持ちを心に忍ばせ支えにして、新しい一年を迎えます。 さぁて、一つパワーアップしたジブンよ、レッツゴーゴーゴー!

雨の路

雨の音が すべての音を包み込み 静けさがさらに静けさをます 雨の雫が すべての路に降り注ぎ 傘までも ほほ笑みひらいて 私をいざなう

夜のかけら

すこしばかりの 夜のかけらをもっているだけで からだ中がすっかり夜になる 瞳だけが 星のように輝いて

まさかの再会

帰宅途中、僕は吹きつける風の強さを感じながら、足早に階段を駆け上がった。家の玄関に着くほんのすこし手前、階段に佇む彼とバッタリ目が合った。彼は黙ったままだったが、まるで、「やぁ、こんにちは。お帰りなさい。」と僕に言っているみたいだった。僕は…

まるるちゃん

ちょっと前までは歩くより転がる方が早かった。 今では転がるより風に飛ばされる方が早いよ。

ドライアー椅子

風呂上がりにドライアー椅子があったので髪を乾かそうと座ってみた。何か変だと思ったら、それはなんとドライアイスだった。すぐにぴったりとお尻にくっついてしまった。「紛らわしいな、椅子の格好なんかしてるもんだから!」とブツブツ言いながら、そいつを…

シーソー

最近は夜もあたたかいので、シーソーの端っこで寝ている。たまにもう片方の端っこで後から誰か寝に来ることがある。自分と同じくらいの重さの人だと、ゆらゆらしてグッスリ眠れるけれど、自分より重い人だとズルズル滑り落ちてどうも寝つきが悪い。一人で寝…

自己紹介

「ゴキゲンヘリコプターのミッシェル・トビエールです。どうぞよろしく。今日はあまりにも天気がいいものだから、思わずいっぱい飛んじゃった。とってもグルグルし過ぎたからさ、お腹も鳴ってハラヘリコプターさ。じゃまたね。ブルルルルー。」

おっちょこちょい

「おっちょこちょい」って、なんだかこそばゆい響きがあると思う。「すっとこどっこい」よりも軽やかなおバカさんな感じがするよ。 どちらにしても、僕のことなんだから、こそぐられても笑えないよ。フン。

イクジ

イクジをしない男は イクジなし

自動車学校

家の近所の自動車学校が潰れてしまったので、かなり遠く離れたところにある自動車学校へ通うことになった。通うのにあまりにも不便なところだったので、自動車で通うことにした。

ファッションアドヴァイザー

「そうねぇ〜服は派手だけれど、顔がモロ地味ねぇ〜。そっちはそれぞれのパーツが自己主張し過ぎな派手な顔だけど、服が悲しいほど地味ねぇ〜。」

DVDプレーヤー

最近眠る時は、DVDプレーヤーの中と決めている。プレーヤーの端子と頭の端子とを接続すると、眠ったままで映画が観られるのだ。 しかし、困ったことに我が家のネコちゃんがリモコンをオモチャにするもんだから、映画のいいところのシーンでボタンを押してト…

マカロニ

故郷を離れてからずっと、マカロニの中で暮らしている。 冬はグラタンの中で温かいし、夏はサラダの中でひんやりして気持ちがいい。 マカロニ生活はとっても快適だ。

おっさん

ちんちんが無いだけで、彼女はすっかりおっさんだった。

博士の頭の中

何でも知っている博士の頭の中はどうなっているのだろうか? 最新の分析機で調べた結果、物知り博士の頭の中は、意外なことに実はカラッポだということがわかった。しかし、ツマヨウジほどの小さなアンテナが頭の中のスミッコにあることも判明した。 カラッ…