2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧
君は思いがけずぼくの目の前にあらわれる ふわっと ぎゅっと心がうごいた時に ありがとうまた会えたね いいんだよ そうだよって 言ってくれるんだね
誰にでもみえない地平線があるそこから朝日が昇りすべてがはじまる私たちは生きる同じ地平線の上で
疲れることなくどこまでも歩ける色があるにちがいない ぼくの足は何色が好きなんだろうか? ぼくのきき足は左だから こんど左の足にきいてみることにする
お肉の焼き加減で、『よく焼いて』というところを『カタメでお願いします』と言ってしまったからかもしれない。 店員がやたらとウインクしてくる。
ポポロン 「君の小さい頃には、お姉さんがいたんだね?今、お姉さんはどこへ行ってしまったの?こないだお兄さんにはお会いしたけれど。」ニコロン 「お兄さん言っていかん!それが姉なの!」
彼はちっとも帰ってこなかった。 きっと春のたよりを届けに遠くまで出かけたに違いない。
「決して私の顔を外さないでおくれ。」と最期に男は小さな声でそう告げた。微笑みのままで。 この言葉を聞いて、私たちは、彼の顔が仮面だったということに今はじめて気が付いたのだった。
石に『吐息ちゃん』って名前をつけた。見た目はゴツイけれど転がるところをみながらなんだか愛しくなってくる。道端でじっとしていて何を待っているのだろうか?なんだかいじらしいね。 そんなところが誰かに似ているね。
ポポロン 「コポロンちゃん、お口まわりに緑色のものがついてるよ。きっとおやつに宇宙人でも食べたんだね?」コポロン 「…。」
遠い遠い記憶を辿ってゆくことは 細い道を遡りながらゆっくりと歩いてゆくことのよう ぼくの細道
ポポロン 「コポロンちゃん、もう夜でみんな寝ているから、お口はしーっだよ。ブッ(オナラ)」 コポロン 「ポポロン、おしりもしーっだよ!」
黒いねこのとてつもなく長いシッポの先は夜につながっている。時折、黒いねこが振り返り、何気に宙を見つめているのはそういうわけなんだろう。
思い出という部屋の中からドアを叩く音がした。施錠を外すと君がいた。 「いつまでも私を此処に閉じ込めていてはいけないわ。あなたの為にも。」 とあの時のままの君があの時のままの声で私にそう言った。
貼紙禁止という紙を貼りつけている君をみつけた。
淋しい星から来た人は 淋しい色の輝きの瞳をしている
私はもう世界中を駆け巡る宝探しの旅はやめることにした。 旅のあいだ中、ずっと私の傍らにいてくれた君に気が付いたからだ。
誇り高き味わい 高みに飛翔するジューシーなおいしさ『プライドチキン』この春新発売!
友人に、ゲーセン行こうと誘われたので、チャリ銭を用意して出かけようとしたら、ひょいっと水着を渡された。 たどり着いたのは港。なんだ、鯨船(ゲーセン)だったのかっ!
「どうせオレたちが、熱い熱いと大声を張り上げて訴えたとしても、小さなつぶやきにしか聞こえないんだろうよ。」と、つぶが焼かれながら、そうつぶやいた。
カエルもアヒルも 歯を剥き出して よじれるほど笑いたい時もある
一枚の大きな鏡があなたを映している たとえその鏡が砕けて 無数の破片となってしまっても あなたの姿を映しだそうと あなたを捕らえて放さない
あのおばあちゃんは身長が2メートルあるそうだよ。 腰が曲がったままの状態で。
いく先々で道は二つに分かれている。右か左どちらかを選ばなくてはいけない。 どちらを選んだにしても、真っ直ぐに伸びる道の先はまた二つに分かれている。 また右か左どちらかを選ばなくてはいけない。
口の中がモゾモゾすると思ったら歯茎から毛が生えていた。喋るとモゴモゴするので、引っ張って抜いてみた。 鼻毛抜くよりは痛くなかった。
夜の宇宙海のさざ波を漂う ホッシーくん
店員 「いらっしゃいませ、インドシャイ、トルコシャイどちらにされますか?」コポロン 「…。」ポポロン 「何をモジモジしてるの?んもぅ、コポロンちゃんが一番シャイなんだからっ!」
音色の中に風景がある 雪の降る風景の中に 音があるのではなく 音の中に もうすでに音も無く 雪が降っている
その風は真っ白なシャツがそよいでいるかのようにしてみどりの靴で弾んでいるかのようにして差しのべられたやわらかな手のひらのようにしてあなたを連れ去っていった さよならの言葉とともに