カレ

わたしのカレは素敵なの。 ホットでドライなところが魅力的。どこにいてもカレはひときわ目立つのよ。 ごはんの上でしょ、コロッケの中、うどんなんかとは、からみあっちゃって、なんだか嫉妬しちゃうわ。最近はお鍋料理とも浮き名を流したり…。好きになったのはわたしの方だし、そんなカレだから仕方ないのかしらね。
カレは、わたしと一緒の時、「おまえが好きだ、おまえが一番だ!」って言ってくれるのだけれど、ちっともそばにいてくれないのよ。
わたしはカレにとってなんなの?なんなのよ!ねぇ、なんなの?
そう、わたしはナンなのよ。