目は裸になりたがっている

グァムの空を吸い込んだ。 泳ぎを忘れることはなく海の色に溶けた。
風は異国。
 夜の時刻。
月は道あかりに足音を残し、ぼくの目は裸になりたがっている。
夜に日焼けしたからだは殻だ。ぼくをどこかにかくしている。
コトバが通じるから、
きっと誰かが振り向く。

もう誰にでもなくなっているぼく。
きっと日本人なんだろう。 うくれれを弾いてみる。