鼻毛仙人

左右の鼻の穴にはそれぞれ一本ずつしか鼻毛が生えていない。しかし、それらはとてつもなく長く、クルクル巻きにして各鼻の穴の中に収納されているといった感じだ。
それらの威力が発揮されるのは、くしゃみの時だ。
瞬時にして飛び出し、相手を威嚇する。別に威嚇するつもりもないのだが、みな驚く。
飛び出したまま垂れ下がるそれらを収納する方法は、小指を使って巻き付けて、そのまま鼻をほじってお仕舞い。
ただそれだけのこと。