DVD

私の知らぬ間に、自分の人生が映画化されて、すでにDVDとしてかなりの安価で売られていたのを知った。
ショックでもあったし、映画の顛末、すなわち自分の人生の結末を知るのが怖かったので、そのDVDを手にすることさえできなかった。
しかしそれよりも、見知らぬ人たちが自分より先に自分の運命を知っているのではないかということ、映画のストーリー展開や出来栄えなどをみんなで寄ってたかって勝手にあぁだ、こぉだと口々に批評されるのではないだろうかということに漠然とした不安を抱いている。