異星人2

永い永い宇宙の旅を経て、私一人、この地球にたどり着いた。
ここの星の人々は、どうやら姿形が私に似ているようだ。なんだか故郷の星を思い出し、懐かしい気にもなってくる。
だけど、やはり異星人ばかりだな。私と同じ緑色の顔をしたのは誰もいないのだから。

自分の異星人さを棚に上げて彼はそう思ったのだった。