スタートライン

気が遠くなるほど

遥か長い道程を歩いて来た

峠も数えきれぬほど越えて来た

出会いと別れを繰り返し

命を守るために闘いに挑むこともあった

法律を犯すスレスレの所で切り抜けてきたこともあった

喜びよりも悲しみの方が多かった気がするな

あぁ 背中には傷一つありゃしない

常に前を向いてきたからな

今思えば運もあったと思うのだが

自分一人では無理だった

たくさんの人々に支えられてきた気がするな

しかし

ついにやっと辿り着いたんだ


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