振り返りその線をたどってゆくと、遥か彼方まで続いているのがわかった。 途中さまざまな線と結びつきまた一つの線となって、その線が他の線と結びつきまた一つの線となりというのを繰り返していた。
前を見ると、少しだけ線が伸びているのがわかった。この線がまた別の線と結びつき、自分の一生を越えたさら見果てぬ先まで続いてゆくことを心より願った。