永遠に秋の世界。

永遠に秋の世界。 ずっと収穫が続いている。きんもくせいは、僕をずっと誘い続けている。栗はマロンに変えて食べ放題。 柿は苦手だけれど、いつまでも秋のあいだにはいつかは食べられるのだろうか? 紅葉を見ては日に日にこちらも高揚してきて、その色以上に燃え上がる恋をしたいと想いを巡らす。夕暮れの風に、さらに人恋しさを募らせ、ゆれる林に涙の淋しさを泣きながら感じ続ける。 夜になるとこれからの冬に備えることを考えようとするのだけれど、永遠に秋なのでその必要はないんだね。
秋はずっと訪れ続けているのに
 飽きは来ない。