2010-01-01から1年間の記事一覧

ジュテーム

ジュテームってしか言えないほど、このところ鼻がつまっている。

どこの扉を開いても、そこには必ず君がいた。

髭剃り

彼は人望があつく、とっても顔が広いので、髭を剃るのに半日はかかるらしい。

この世界の、全ての始まりのスイッチを押しただけの彼が、人々に神と呼ばれるようになった。

今日はお休み

今日は 紫陽花の花の中で ゴロリンと寝ころんで お昼寝しょっと

コポロン 「夜は怖くないよ。だって夜は夢をみているのだから。」 ポポロン 「なるほどねぇ。そうかもしれないね。」

沈黙

沈黙は饒舌より多くを語ることがある。 と私も思う。

ゆったり

少しゆったりしょうと思いました。

ハサミ

頭がハサミなので、どんな帽子を被っても、似合う以前に穴をあけてしまう。 だけど、髪が伸びてきても、自分でカットできるからいいんだよね。

農園

心の農園では どんなに素敵な肥料を与えても すぐにいい唄が収穫できるとは限らない 根気よく待たなければならない 『待つことは心の営みだ』 遠い身近な 今は亡き無名な偉人の言葉を聞いたばかり

金魚鉢

赤いおべべ着て きみとぼく 二人で金魚鉢の中 どちらかが おなかを上に向けて眠るまで ずっと一緒にいられるね

シュレッダー

シュレッダーにかけられた書類を、セロテープで貼りつけて元に戻した彼の社内での評価は『天才』と『そんな暇あるなら仕事しろ』の二つに分かれた。

つぶやき

あなたの絵の中で私、永遠の刹那に暮らしていたいわ。 いつまでも。

うたいびと

あなたの歌声がラヂオから聞こえてきたの。あなたが私のすぐそばにいるみたいに感じたわ。 もう今はあなたはどこにもいないのに…。

陶芸家

アトリエは遊園地のコーヒーカップの中。ハンドルの上に粘土を置き、自分の方がをクルクル回りながら粘土を形作っていく。たまたま遊園地に遊びに来ている子供たちに見られると、ついつい調子にのって、ハンドルを早く回し過ぎてしまう。気が付けば目が回わ…

作家

コピー機の中で暮らしている。文章でも絵でもなんでもオリジナルの作品を作りたいのだが、いつも人のと全く同じになってしまう。最初の内は葛藤があったけれど、今ではここでの暮らしに甘んじてしまっているんだ。

もしかしたら、檻の中にいるのは、向こう側のライオンではなく、こちら側の私たちなのではないだろうか?とつくづく思うのであります。

彼は言葉にするものを、全て絵に描いていた。 ただ『愛』という言葉だけは、いろいろな形が有りすぎて、彼の手はいつも止まってしまうのだった。

練習

ニコロン 「コポロンくん、上手に牛の乳しぼりできるねぇ!」 コポロン 「うん、いつもお風呂の時、ポポロンのパンツ下ろして練習しているんだ。」ニコロン 「…。」

はい!

ポポロン 「コポロンちゃん、なんでも元気に『はい!』って返事ができるといいんだよ。わかったかな?」コポロン 「うん!」ポポロン 「…。」

忘却

神様 「全てを忘れてしまいなさい。その忘れてしまったことさえ忘れなさい。おまえのことも忘れてしまったよ。」A「お、お加護を〜。」

半分

コポロン 「月が出ているよ。」ポポロン 「あっ、本当だ!コポロンくんのお弁当のキュウイフルーツみたいに半分だね。」コポロン 「あとの半分の月は誰か食べちゃったんだね?」ポポロン 「きっとそうだね。」

不変

全ては移ろい 変わりゆくことを知っているから 人は愛に 不変を求めるのだろう

大工事

延べ数百人が携わり、10年の歳月をかけた大工事がおこなれた結果、やっと彼女にえくぼができた。

またひとつ

お陰さまで、またひとつ増やせました。 皆様に感謝です。 新たな気持ちで進みます!

あめっこ

雨の一粒一粒に名前をつけて呼んでみたけれど、すぐに消えてしまうから、雨子1雨子2雨子3…と呼んでみることにした。 結局、雨の一粒一粒を数えてるみたいになっちゃったな。

エレベーター

25メートルの高さのあるビルの、25メートルの長さのあるエレベーターに、25メートルある彼が乗った。けれど、エレベーターも彼も動く必要はないよね?

さみしい

彼がいつも「さみしい、さみしい」って言っているから、あたい彼に「あなたはさみしい人ね。」って言ったのよ。そしたら彼、あたいに口聞いてくれなくなったの。あたい何かいけないこと言ったかしら?

うわべ

妻 「あなた友達いないのねぇ。」 夫 「うわべだけの友達なんていらないんだ。うわべなのは夫婦だけでいいんだよ。」 妻 「そうね。」

清掃中

地球の真ん中に『清掃中』の看板が掲げられた。 掃除が終わるまで、我々はしばらく地球を離れなければならないのだった。